銀行員が語る窓口業務の辛いところディスカッションコメント一覧匿名より:理不尽な要求・罵声を浴びせられた・脅されたことがあります。銀行員をやめようかと思うほど、完膚なきまでに凹みました。私は、新人時代にとある大学の近くにある銀行で窓口業務を担当していました。3月の平日のお昼ごろ、大学生の見た目をした男性と母親らしき方が来店されてきました。1人暮らしの家賃を支払うための口座を開設したいというご依頼でした。管理会社の都合で、私が勤めている銀行の口座からしか引き落としができないから、、とかなり渋々と、そして少しイライラとした口調で話されていました。早速口座が作れるかどうか調べたところ、銀行の支店のルールで、現住所が支店のエリア外である場合は、即日で口座が作れないというものがありました。早くとも通帳作成に1週間ほどお時間を頂きます、と申し上げたところ、「なぜそんなにかかるのか」「そんなんじゃお客は満足しないと思う、最悪だ」「消費者センターに連絡する」と母親らしき女性がまくし立ててきました。新人だった私は、完全に気が動転。返す言葉もなく、硬直してしまいました。咄嗟に上司が応対をして頂き、口座の番号は即発行して、家賃支払いに利用できるようにする、と説得。ぶつくさと文句を言いつつも、納得したのか、その親子は退店していきました。かなり凹みましたが、上司が励ましとともに、ああいうのはお客様と思わなくていいから、と言ってくれ、思わず泣いてしまいました。返信匿名より:銀行でお客様が一番イライラされるのは、待ち時間が長いことだと思います。銀行では窓口の業務と後方での事務の作業がしっかり分担されています。ですので、窓口が混んでいてもなかなか後方の職員が窓口に出てくることはありません。それにお金を処理する機械の数も限られています。なので複数の処理を一気にすることができません。でも待っているお客さんからしたら、こんなに待ってるのに、後ろの人は何をしてるの?とか、もっと効率よくできないの?と急かされたり、怒られることは多々あります。待ち時間を減らすためにも、ATMでできるような処理でお待ちのお客様に、ATMでもできますよと案内したら、それはそれで、せっかく窓口待ってるのに冷たいとクレームになったこともあります。そして何よりこっちも人間なのでせかされると間違う可能性も上がってしまうわけです。仕方ないことではありますが、窓口で一番つらかったのはお客様にせかされることでした。返信匿名より:窓口業務でつらいことはいくつかあります。まず1つは銀行には色んなお客さまがいらっしゃるということです。生まれてから亡くなるまでの手続きがある銀行では老若男女関係なく様々なお客さまが来店されます。ご家族を亡くされたお客さま、離婚したばかりのお客さま、奥様には秘密でお金を借りているお客さま。そのような方々の様々なご要望に受け答えしなければなりません。そのため、柔軟な対応や臨機応変な対応が必要でありつらいところの1つです。また、覚えることが多いです。上記のように銀行には、入出金、振込、税金、喪失変更、外国送金、相続。ここには書くことができないほどの種類の手続きがあります。そのどれもに対応できるようにそれぞれの知識を習得しなければならないので本当に大変です。銀行員である限り一生勉強しなければならないのもつらいこととの1つです。怒られることも多いです。窓口では待ち時間が長くなってしまう傾向があるので、イライラされているお客さまが多く、お叱りを受ける機会が多いのもつらいことです。返信匿名より:銀行窓口業務(テラー)を2年以上担当していました。私の勤務していた銀行は周りに電車の駅が2箇所ある場所なので商店の多い地域で、個人客も以外に多かったです。大企業(法人)の顧客も多かったのですが商店主や個人客の来店も多く常に店頭は人でいっぱいでした。特に、もの日と言われる10日、20日、月末などは支払いや入金の来店者が殺到します。机の上には顧客から受け取った現金・通帳などを一旦預かって入れておくカルトンと呼ぶお皿のような正方形の器が、10件分重ねたものが3つ以上できている状態が起きることもあります。受け付けた順番に処理していましたが、たまには前後することもありました。受け付けた内容によって処理が遅くなる場合もあり、私はできるだけ早く返却できるように必死に処理していました。でも、毎回必ず「自分のほうが早かったのに何故あちらの方が早く呼ばれるんだ」とクレームを言われていました。そのクレームに対応している間は誰にも私の受け付けた作業を変わってできる余裕が無いので処理が遅れる一方で内心ものすごく焦りながら、それでもクレームを言う相手に不快な表情も態度もできなくてこんな時が一番辛かったです。一度帰りがけの顧客にカウンターから見をのり出して「バーカ」と言われたことが今でも悔しくて忘れられません。一生懸命やっているのにと・・・。銀行にとって顧客は大事。店頭の一番最前線にいる窓口はどんなに理不尽なことを言われても常に笑顔を作り対応しなければなりません。毎日我慢を強いられていることが何にもまして辛かったです。返信匿名より:銀行はお金を扱う場所という共通概念はありますが、窓口に来るお客様の相談内容は様々です。お客様一人一人により手続き内容は違うためその都度的確な対応が求められます。仕事合間にいらっしゃっているので急いでいる様子の方、耳が不自由なお年寄りの方、ある程度の事情はこちらが読み取らなければなりません。誰にでも同じ対応をしているとクレームにつながりかねません。実際に同じ待ち時間でも長いと感じ怒る方もいます。こちらが間違った対応をしていなくても不快に感じるお客様がいらっしゃるのも事実なので、よく話を聞き、決して否定せず、丁寧・誠実に対応しなければなりません。月末や五十日(ごとうび)、年金支給日はたいへん混雑しますので、スピードと正確さが求められます。現金一本勝負ですので、窓口を閉めたあとに1円でも数字が合わないと原因が分かるまで全員で当日の流れを追いかけます。窓口の担当者だけで済む問題ではないので、銀行全体の責任になることを肝に銘じ、慣れた作業でもいつも初心を忘れず再三チェックすることを心がけています。返信匿名より:遠い昔の話になりますが、今も鮮明におぼえています。銀行勤務2年目に窓口に立ちました。「いらっしゃいませ。」の発音が上手くないと自分で思い込み、悩んでいました。事務作業は、何とか自分のペースでこなすのですが、接客となるといつも緊張してしまいます。そのために焦ってしまい、ミスも多くなってお客様にご迷惑をおかけしました。自分は窓口には向いていないと毎日悩みながら働いていました。何とかこの状況を打破しようと自分なりに頑張りました。例えば、アマチュアの劇団に入って発音を練習したり、緊張しないようにゆっくりと会話するように努めました。それでも窓口業務は難しく、たとえ自分自身が多少変わったとしても、いろいろな方々が来られるので、その要望やニーズになかなか上手く答えることが出来ませんでした。やはり、自分は窓口業務には向いていないんだ!と、お客様とのやり取りの中で、一番痛感しました。いつまで続けようかと悶々とした日々を過ごしましたが、結局、丸二年間、窓口業務に立ち、部署替えとなりました。返信コメントをどうぞ コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。* が付いている欄は必須項目ですコメント名前メールアドレスウェブサイト 業務
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理不尽な要求・罵声を浴びせられた・脅されたことがあります。銀行員をやめようかと思うほど、完膚なきまでに凹みました。
私は、新人時代にとある大学の近くにある銀行で窓口業務を担当していました。3月の平日のお昼ごろ、大学生の見た目をした男性と母親らしき方が来店されてきました。1人暮らしの家賃を支払うための口座を開設したいというご依頼でした。管理会社の都合で、私が勤めている銀行の口座からしか引き落としができないから、、とかなり渋々と、そして少しイライラとした口調で話されていました。
早速口座が作れるかどうか調べたところ、銀行の支店のルールで、現住所が支店のエリア外である場合は、即日で口座が作れないというものがありました。早くとも通帳作成に1週間ほどお時間を頂きます、と申し上げたところ、「なぜそんなにかかるのか」「そんなんじゃお客は満足しないと思う、最悪だ」「消費者センターに連絡する」と母親らしき女性がまくし立ててきました。
新人だった私は、完全に気が動転。返す言葉もなく、硬直してしまいました。咄嗟に上司が応対をして頂き、口座の番号は即発行して、家賃支払いに利用できるようにする、と説得。ぶつくさと文句を言いつつも、納得したのか、その親子は退店していきました。
かなり凹みましたが、上司が励ましとともに、ああいうのはお客様と思わなくていいから、と言ってくれ、思わず泣いてしまいました。
銀行でお客様が一番イライラされるのは、待ち時間が長いことだと思います。
銀行では窓口の業務と後方での事務の作業がしっかり分担されています。ですので、窓口が混んでいてもなかなか後方の職員が窓口に出てくることはありません。それにお金を処理する機械の数も限られています。なので複数の処理を一気にすることができません。
でも待っているお客さんからしたら、こんなに待ってるのに、後ろの人は何をしてるの?とか、もっと効率よくできないの?と急かされたり、怒られることは多々あります。
待ち時間を減らすためにも、ATMでできるような処理でお待ちのお客様に、ATMでもできますよと案内したら、それはそれで、せっかく窓口待ってるのに冷たいとクレームになったこともあります。
そして何よりこっちも人間なのでせかされると間違う可能性も上がってしまうわけです。仕方ないことではありますが、窓口で一番つらかったのはお客様にせかされることでした。
窓口業務でつらいことはいくつかあります。
まず1つは銀行には色んなお客さまがいらっしゃるということです。
生まれてから亡くなるまでの手続きがある銀行では老若男女関係なく様々なお客さまが来店されます。ご家族を亡くされたお客さま、離婚したばかりのお客さま、奥様には秘密でお金を借りているお客さま。
そのような方々の様々なご要望に受け答えしなければなりません。そのため、柔軟な対応や臨機応変な対応が必要でありつらいところの1つです。
また、覚えることが多いです。
上記のように銀行には、入出金、振込、税金、喪失変更、外国送金、相続。ここには書くことができないほどの種類の手続きがあります。そのどれもに対応できるようにそれぞれの知識を習得しなければならないので本当に大変です。銀行員である限り一生勉強しなければならないのもつらいこととの1つです。
怒られることも多いです。
窓口では待ち時間が長くなってしまう傾向があるので、イライラされているお客さまが多く、お叱りを受ける機会が多いのもつらいことです。
銀行窓口業務(テラー)を2年以上担当していました。
私の勤務していた銀行は周りに電車の駅が2箇所ある場所なので商店の多い地域で、個人客も以外に多かったです。大企業(法人)の顧客も多かったのですが商店主や個人客の来店も多く常に店頭は人でいっぱいでした。
特に、もの日と言われる10日、20日、月末などは支払いや入金の来店者が殺到します。机の上には顧客から受け取った現金・通帳などを一旦預かって入れておくカルトンと呼ぶお皿のような正方形の器が、10件分重ねたものが3つ以上できている状態が起きることもあります。
受け付けた順番に処理していましたが、たまには前後することもありました。受け付けた内容によって処理が遅くなる場合もあり、私はできるだけ早く返却できるように必死に処理していました。でも、毎回必ず「自分のほうが早かったのに何故あちらの方が早く呼ばれるんだ」とクレームを言われていました。
そのクレームに対応している間は誰にも私の受け付けた作業を変わってできる余裕が無いので処理が遅れる一方で内心ものすごく焦りながら、それでもクレームを言う相手に不快な表情も態度もできなくてこんな時が一番辛かったです。
一度帰りがけの顧客にカウンターから見をのり出して「バーカ」と言われたことが今でも悔しくて忘れられません。一生懸命やっているのにと・・・。
銀行にとって顧客は大事。店頭の一番最前線にいる窓口はどんなに理不尽なことを言われても常に笑顔を作り対応しなければなりません。毎日我慢を強いられていることが何にもまして辛かったです。
銀行はお金を扱う場所という共通概念はありますが、窓口に来るお客様の相談内容は様々です。
お客様一人一人により手続き内容は違うためその都度的確な対応が求められます。
仕事合間にいらっしゃっているので急いでいる様子の方、耳が不自由なお年寄りの方、ある程度の事情はこちらが読み取らなければなりません。
誰にでも同じ対応をしているとクレームにつながりかねません。実際に同じ待ち時間でも長いと感じ怒る方もいます。
こちらが間違った対応をしていなくても不快に感じるお客様がいらっしゃるのも事実なので、よく話を聞き、決して否定せず、丁寧・誠実に対応しなければなりません。
月末や五十日(ごとうび)、年金支給日はたいへん混雑しますので、スピードと正確さが求められます。
現金一本勝負ですので、窓口を閉めたあとに1円でも数字が合わないと原因が分かるまで全員で当日の流れを追いかけます。
窓口の担当者だけで済む問題ではないので、銀行全体の責任になることを肝に銘じ、慣れた作業でもいつも初心を忘れず再三チェックすることを心がけています。
遠い昔の話になりますが、今も鮮明におぼえています。銀行勤務2年目に窓口に立ちました。
「いらっしゃいませ。」の発音が上手くないと自分で思い込み、悩んでいました。事務作業は、何とか自分のペースでこなすのですが、接客となるといつも緊張してしまいます。そのために焦ってしまい、ミスも多くなってお客様にご迷惑をおかけしました。
自分は窓口には向いていないと毎日悩みながら働いていました。何とかこの状況を打破しようと自分なりに頑張りました。
例えば、アマチュアの劇団に入って発音を練習したり、緊張しないようにゆっくりと会話するように努めました。
それでも窓口業務は難しく、たとえ自分自身が多少変わったとしても、いろいろな方々が来られるので、その要望やニーズになかなか上手く答えることが出来ませんでした。
やはり、自分は窓口業務には向いていないんだ!と、お客様とのやり取りの中で、一番痛感しました。
いつまで続けようかと悶々とした日々を過ごしましたが、結局、丸二年間、窓口業務に立ち、部署替えとなりました。